2024年度 化学物理工学科の実験教室 (8/2) Experiment Classes for High School Students

2024年度 化学物理工学科 主催 8月の実験教室
高校生のための化学と物理の実験教室
日時:2024年8月2日(金) 13:00-17:00
場所:東京農工大学工学部(小金井キャンパス)

自分の手を動かしながら、物理や化学が身近な現象や先端技術とどのように関わっているかを学べます!

2024年7月5日以降:ご参加を希望する方はGoogleフォームにてお申し込みください。

SAIL入試 (総合型選抜) の題材にも利用できます。希望者にはレポート作成指導も行います。SAIL入試の受験を予定、もしくは、検討している受験生の方は、必ずその旨を記載してください。

対象: 大学受験を考えている高校3年生・予備校生のみなさん、高校1・2年生のみなさん

12:45-13:00 受付
13:00-13:15 化学物理工学科(教育、研究、入試)の紹介
13:30-16:00 実験 
16:00-17:00 レポート作成指導(希望者のみ)

1テーマについて、教員や大学生・大学院生の指導のもと実験が行えます。
募集定員:対面の実験テーマは2~7名ずつ。(オンラインのテーマは無制限)

応募テーマは第4希望までお書きください。希望が多いテーマは抽選となります。もし申し込み後にキャンセルされる場合は、できるだけ早めにご修正かご連絡をお願いいたします。定員埋まり次第、申し込みを締め切ります。

実験の予定

番号タイトル内容(講師)
1美肌効果あり♪化粧品の結晶を作ろう結晶は、似た構造を持った物質表面に析出する性質があります。今回は溶液表面に、アミノ酸分子を整列させて、そこにグリシンの結晶を析出させてみましょう。さて、どんな結晶が析出するでしょうか?観察してみよう。(滝山 博志)
2EVの直流モーター、回生ブレーキのしくみEVに用いられているモーターは回生ブレーキ用の発電機としても働きます。モーター=発電機は、磁界中に電流の流れている導線をおくと導線に力が働いたり、磁界中で導線を動かすと電流が流れたりする現象を利用しています。身近な材料を工夫して実際に直流モーターをつくり、磁界が電流に及ぼす力について実験しましょう。(室尾 和之)
3光を使って金属表面の分子の動きを見てみよう「表面プラズモン共鳴」という現象に基づいて、金属表面に吸着する、または、表面から脱離する分子の動きを計測します。金属表面に二酸化炭素を濃度を変えながら供給し、分子の動きについて考察します。(清水 大雅)
4重力加速度を測定しよう地球上にある物体は、落下時に地球からの万有引力を受けて、加速度運動しています。この実験では、物体の落下の様子を記録、測定することで、重力加速度の測定をします。(箕田 弘喜)
5磁石&超伝導体の不思議を探る[磁石」は、N極とS極が引き合ったり反発したりすることが知られていますが、実は他にも不思議な機能があります。これらの機能を一緒に観察してみましょう!また、「超伝導体」は、通常の伝導体にはない不思議な現象を示します。この現象も実際に観察してみましょう!(香取 浩子)
6ろうそく炎の魔法?水を操る不思議な材料を作ろう研究室で偶然発見した驚きの材料合成を紹介します。ろうそくの炎と捕集板との距離を変えることで、疎水性と親水性のカーボン微粒子材料ができるという不思議な現象。この発見から最先端技術が生まれ、特許出願中。研究現場の「セレンディピティ」を一緒に手を動かして体験しましょう!(W. レンゴロ)
7化学反応で液体の流れを変える化学反応は化学の一部であり、液体の流れは流体力学と呼ばれ、これは力学の一部であり、力学は物理学の一部です。当研究室では、化学反応を利用して液体の流れを制御する理論の構築とその工学的応用を目指しています。本実験教室では、化学反応によって液体の流れがどのように変化するかを、実際に実験を通じて観察してみましょう。(長津 雄一郎)
8間伐材からバニラの香りを作ろう持続可能な社会を構築するためにはバイオマスの利活用が不可欠です。そこで間伐材等の廃木材に含まれるリグニンからバニリン(バニラアイスの香料!)を「触媒の力」で作り出し、未利用バイオマス資源の活用技術を学びます。(銭 衛華)
9光や色のスペクトルを測定しよう光は様々なスペクトルを持ちます。照明の光や、物を透過する光、反射する光や、蛍光のスペクトルを正確に測定してみましょう。もし、直径5 mmの円より大きく一辺3 cmの正方形より小さな測定したい物があればご持参ください。(嘉治 寿彦)
10化学電池を作りながら、究極の電池について考える化学電池に関しては、高校では起電力だけしか扱いませんが、本テーマでは、電池の「内部」で起きていることについて考察します。実験は、ダニエル電池を作りその電圧と電流を測るだけですが、ここから、電池の内部ではイオンの移動が主役であることを学び、究極の電池について考えます。(大橋 秀伯)
オンラインビー玉スターリングエンジンをつくる「ビー玉スターリングエンジン」は,安価な部品で簡単に組み立てて動作させられる,高校物理の教科書にも載っている熱機関装置です.本テーマでは,作り方から動作原理まで,動画と実演,そして参加者間でのディスカッションを通じてオンラインで学びます(畠山 温)

遠方の方、当日キャンパスに来られない方、対面実験を希望していたけれど、抽選に外れてしまった方用にオンライン実験も用意しました。

■交通  JR中央線 東小金井駅 nonowa口より徒歩8分

■会場  東京農工大学 小金井キャンパス        

ガイダンス:13号館 1331教室 (下図13の建物の3階) Google Map

実験室:4号館(下図4)、BASE本館(下図18)、新1号館(下図2)の各研究室

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【申込方法】 参加の申込はGoogleフォームからお願いします。
申込いただいた方には、自動返信メールが届きます。届かない場合は、ご入力をご確認ください。
後日、受領のメールもしくはファックスをお送りいたします。申込に際しては以下のことをお教えください(頂いた個人情報は学科広報活動以外には使用いたしません)。
① 氏名(ふりがなもつけてください)
② 学校名と学年
③ 連絡先電話番号またはメールアドレス(メールアドレスを持っていない場合は連絡が取れる学校の先生のメールアドレスを記載いただいても結構です)
④ 実験教室で希望する研究室(第1、第2、第3、第4希望を書いてください)
⑤ SAIL入試の受験を予定、もしくは、検討している方は、必ずその旨を記載してください。
*実験室の面積を考慮し1テーマあたりの参加人数を決め、開催します。
*当日は気温が高くなることも予想されます。十分な暑さ対策をとってご来場ください。
*応募人数によっては、希望以外の実験テーマになることお断りすることもあります。ご了承ください。

不明な点がありましたら、下記連絡先の電子メールまたはFAXでお願い致します。
連絡先:東京農工大学 工学部 化学物理工学科 事務室
TEL : 042-388-7071(直通) FAX : 042-388-7693 電子メール:cmci @ cc.tuat.ac.jp

化学物理工学科 Applied Physics & Chemical Engineering

【学科の特徴】 1年次には数学、化学、物理などの基礎科目を中心に学びます。2年次後期からは「化学工学」と「物理工学」の2コースに分かれ、専門科目を学びアイデンティティを確立します。「エネルギー」「新素材」「環境」の3つの科目群が用意され、プロジェクト演習、研究室配属により課題解決力を身につけダイバシティを養います。

本学科では、総合的理解が必要な課題、例えば「新素材を用いた高効率・低環境負荷のエネルギー変換デバイスの開発」など、社会的ニーズが高い課題に挑戦する高度グローバルエンジニアを育成します。

エネルギー変換 Energy 低環境負荷型生産システム Eco-friendly Systems 新素材創製 Advanced Materials 環境技術 The Environment 計測デバイス Measurement

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