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Seminar (in Jpns) ミュー粒子を含むエキゾチック原子の精密分光 Precision Spectroscopy of Exotic Atoms with Muons (Jan.29, 10:30)

Physical and Energy Engineering(今年はU専攻の特別講義)の非常勤講師を担当していただいている鳥居先生にセミナーをお願いできました.興味のある方はぜひご参加ください.なお講演は日本語で行われます.

ミュー粒子を含むエキゾチック原子の精密分光 Precision Spectroscopy of Exotic Atoms with Muons

鳥居 寛之 氏(東京大学)Prof. Hiroyuki A. TORII (University of Tokyo) https://researchmap.jp/torii

2024/Jan/29 (Monday) 10:30-12:00

小金井キャンパス Koganei campus L0411

For online meeting: hatakeya (@) cc.tuat.ac.jp

下記は、東京大学のニュースより:

高エネルギー加速器科学研究奨励会2021年度西川賞

鳥居氏らの研究グループは、正電荷のミュオン(ミュー粒子)と電子からなるエキゾティックな原子「ミュオニウム」を精密分光する研究を進めています。通常の原子分光では、レーザー光など電磁波を原子に照射して遷移信号を測定し、電磁波の周波数を変えて共鳴が起こる周波数を探します。ところがミュオンは平均寿命2.2マイクロ秒で崩壊するため、ミュオニウムでは時間をかけて測定することができず、分光精度に限界がありました。

電磁波と原子の相互作用では、共鳴に近いところで原子の2つの準位間で周期的に遷移を繰り返す「ラビ振動」が起こります。鳥居氏らは、このラビ振動の時間変化を数マイクロ秒にわたって測定することにより高精度で共鳴周波数を求める新しい手法「ラビ振動分光」を開発・実証しました。この手法では、電磁波パワーのばらつきも問題にならず、従来の手法より精度よく共鳴周波数が求められることが示されました。これにより、世界最高精度でのミュオニウム分光による量子電磁気学および素粒子の標準模型の検証へ大きく前進しました。

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