⇒⇒ 各研究室の最近の研究 – Recent researches from our labs. ⇐⇐
工学部化学物理工学科の研究室を紹介します。
山下 善之 研究室

化学産業のスマート化と超スマート社会の実現に向けて、化学工学の知識と人工知能や最適化、シミュレーションの手法を駆使して、化学プラントの運転・制御を中心に、高品質な製品を高効率かつ安全に生産するための方法について研究しています。
香取 浩子 研究室 | Interview

自然科学・社会科学の分野で生じる複雑な協力現象の中で最も単純な例が磁性体の秩序形成(相転移)です。磁性体を研究対象とし、スピン・結晶格子・電荷がもつ自由度の絡み合いにより生じる相転移現象の学理の追求と新規相転移現象の探索を目指します。
箕田 弘喜 研究室

生体高分子をはじめ様々なナノスケール材料が、ガス雰囲気下や溶液中などの実環境下で発現する機能と構造との関係を明らかにします。そのために、実環境でのナノ構造の高精度観察を可能にする電子顕微鏡装置や電子顕微鏡法の開発を行います。
鮫島 俊之 研究室

新規半導体素子の開発と新規プロセス技術の開発を目指して以下の研究を行っています。1)結晶及びアモルファス半導体薄膜の高品質化の研究、2)半導体・絶縁膜界面の高品質化の研究、3)薄膜トランジスタ低温形成技術の研究、4)ソーラーセル高効率化の研究、5)高効率加熱結晶化技術の研究。
神谷 秀博 研究室

数nm~数μm程度の大きさの微粒子の構造や表面状態、微粒子間相互作用を実験と計算シミュレーションを用いて求め、微粒子の凝集、力や熱による粒子集合体の再配列、焼結現象等 を基礎的に解明しています。
銭 衛華 研究室

循環型資源であるバイオマスからのバイオ燃料油やバイオマテリアルの製造や触媒を用いた化石燃料や植物油からのクリーン炭化水素の製造で環境に調和するクリーンエネルギー・マテリアルの変換技術に関する研究を取り込んでいます。
寺田 昭彦 研究室

地球環境に存在する様々な微生物の生き様を正しく理解し、環境浄化にとって有用な種類の探索・獲得を行います。獲得された有用微生物を制御することにより、省エネ型水処理、排水中に含まれる資源回収、温室効果ガス排出削減に向けた技術開発を行います。
森 祐希子 研究室

映像による情報コミュニケーションという観点から、演劇(特に初期近代イギリス演劇)とその映画化作品を、映像技術の誕生と発展、作劇法と映像技法の進展や変化、作品の文化的背景と時代性等を軸に、研究しています。
森 祐希子 研究室
桜井 誠 研究室

高効率なマイクロリアクターの設計、操作法の開発等マイクロ化学プロセスに関する研究、化学プロセスへの非定常操作の応用に関する研究、持続可能なエネルギー変換プロセスに関する研究、ウルトラファインバブルの応用に関する研究等に取り組んでいます。
徳山 英昭 研究室

機能性高分子ゲル材料の開発と材料の製造プロセスおよび材料を利用する工業・環境・エネルギー・医薬プロセスに関する研究。具体的には、吸着分離材、触媒担体、薬物徐放材料などを開発し、それに関連して微粒子や多孔質など構造制御技術も確立します。
長津 雄一郎 研究室 | Interview

化学反応による液体界面の流動制御の学理の構築を目指した基礎研究と、その特に環境エネルギー分野への貢献を目指した応用研究(具体的には新規な石油の増進回収プロセスの創出を目指した研究)に取り組んでいます。
伏見 千尋 研究室

今後の私たちにとって持続可能な社会実現のために、化石燃料利用の徹底した高効率化と再生可能エネルギーの大幅な利用拡大を図ることが必要不可欠です。以下の課題について、実験とプロセス設計の両方の研究をしています。
森下 義隆 研究室

我々の研究室では、蜂の巣状の孔を空けた透明な金属酸化膜に透明な導電材料を埋め込んだ新たな構造を作製し、透明な次世代不揮発性メモリー(ReRAM)への応用を図ることを目的としています。
室尾 和之 研究室

光は「粒子」の性質と「波動」の性質を兼ねそなえた「量子」として振る舞いますが、量子コンピューターや量子テレポーテーションなどにつながる、古典的な波としての限界を越えた光の性質についての光についての研究を行っています。
畠山 温 研究室 | Interview

スピン偏極した気体原子と光,原子,固体表面との相互作用を研究しています。物理の基盤研究としての重要性や面白さとともに,原子を使った精密計測,量子計測の応用研究として電気工学,表面化学,材料科学と関係しながら発展する楽しみがあります。
大橋 秀伯 研究室

省エネルギー技術として有望な、機能膜を用いた分離技術の研究を行っています。新しい膜分離技術の開拓や機能膜そのものの開発にとどまらず、膜性能に大きな影響を与える膜中のミクロな分子運動(移動物性・モビリティ)にも着目しています。
宮地 悟代 研究室

非常に強い光と物質が相互作用するときに現れる物質の多彩な応答を、新たな応用へと結びつけるための研究を行っています。現在、フェムト秒(10^(-15)秒)まで圧縮したレーザー光を使用し、ナノメートルサイズの物質制御手法の開発に挑んでいます。
嘉治 寿彦 研究室

有機材料を中心とした新規半導体材料の電子物性・光物性に関する実験的研究をしています。特に有機材料や有機・無機ハイブリッド材料を半導体に用いた電子素子や太陽電池の研究と、そのための薄膜成長や結晶性、ナノ構造の制御の研究を行っています。
Wuled Lenggoro 研究室 | Interview

気中・液中に浮遊する粒子の挙動に着目しつつ、機能性粒子の新しい合成法や粒子の計測法の開発、固定化に取り組んでいます。これらの技術を活かして、粒子が植物の成長に及ぼす影響を評価するなど、サブミクロンの領域における諸現象の解明を目指しています。